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『小さな伝説』

 

番外編 詩 -うた-
 

-古の歌-

風は吐息 星は瞳

神の創りし世界 光は闇 共に棲む

奇跡を生み悲しみを飲み込む その地の名は「アラモラ」

足を初めに着きし地の名 初めに水が落ちし地の名

翼ある生き物に与えられしは空 大地に生まれし物に与えられしは土を緑

空と土との間より 光は生まれ 闇は消ゆる

懐かしき地 その方向は日出る眩しさより夜の闇へ

全てはそこへ 全てはそこより 神が呼びしは我の名




-ドアルの譚詩曲-

全てはそこへ 全てはそこより 神が呼びしは我の名

それは神なる時代

母なる銀河の渦より 我たる光は生み落とされた

父なる闇を 我は照らす

眩(まばゆ)きそれは 時遥か超え 彼者(かのもの)をまた導かん

時が眠りより 目覚めを迎えるまで

慈愛の手をここへ


 
 
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