『式師戦記 真夜伝』ラジオwith式真

 
 第二回 あらすじ?@
 

「ラジオwith式真、第2回! MCはオレ、四式玲祈と、五式鎮破でお送りしまっす!」
「……」
「って、しゃべってくんないと始まんないんだけど」
「なぜ俺がこんな所にいる」
「オレが聞きたいんだけど……ホントは真夜とが良かったってのに……」
「大体なにを話せと」
「あー……コレについて?」
「あらすじ?」
「だからぁ、これまでの話を簡単に説明しろってさ」
「そんなことは分かっている」
「けど俺たちがまともに出て来るまで何話かかったと思って……」
「俺たち式師は“影”というものと戦っているんだが、最近その出方に異常が見られる。それに訝しみと警戒を抱きつつ事にあたっているが、未だ全容は見えてこないといったところだ」
「ようするに、ちょっち状態掴み損ね? 当事者のはずが。ていうかさ、なんかイケスカないのが出て来たし」
「……」
「俺らよりなぜか色々詳しそうじゃん。知らないところじゃ真夜とよろしくやってる、なんて。うっわあホント気に食わねえ」
「……」
「……鎮破?」
「……」
「しっ――て、おわっ! な、なんだ?! おっかねぇ!!」
「──まあ、俺は自分の実力で何事もやるだけだ」
「でもさ、あん時オレら影にやられかけたわけで」
「阿呆な顔で突っ立っていた人間は黙っていろ」
「……んな、怖い顔しなくてもさ」
「イケスカないって言うのは僕のことかな?」
「げ」
「まだ出番は早いのではないですか?」
「心配には及ばないよ。出番は多い方がいいだろう? それに、早めに出番を作っとかないとね」
「出たよ、強気発言。しかもウィンク付き」
「大丈夫。玲祈君にはとっておきの見せ場があるはずだよ。ああ、もちろん鎮破君もね」
「ご丁寧な予告進行痛み入ります」
「いやいや」
「うっわ〜……何この険悪な火花っ……」
「おっと、お邪魔しちゃったね。ほんじゃまあ視聴者方々、バイナ〜ラ〜!」

「……アレどうやってるんだろうな」
「わざわざ変装していなくなる必要があるとは思えんが」
「オレ円茶亀のおっさんそこそこ気にいってたんだけどなあ……って、あー!」
「騒々しいヤツが」
「んなこと言ったって、無駄に時間使っちゃってもう一分きってるぜ?」
「……」
「……うー。つーわけで、今後の『式師戦記 真夜伝』、オレの活躍も見逃すなよ!」


 
 

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